痔ろう

痔ろう(あな痔)とは?

男性に多くみられる痔です

痔ろうとは

痔ろう(あな痔)とは、肛門腺があるくぼみで細菌感染が起こることで、直腸と肛門まわりの皮膚の間に穴(ろう孔)が開いて、そこから膿が出る状態です。主な原因は下痢で、男性に多くみられます。肛門まわりに膿が溜まった状態を「肛門周囲膿瘍」といい、この段階であれば日帰り手術で対応可能ですが、進行して痔ろう(あな痔)になると、根治するためには入院をともなう手術が必要となることがあります。

 

 

痔ろう(あな痔)の症状

肛門まわりに膿が溜まった状態を「肛門周囲膿瘍」といいますが、この場合、肛門まわりの皮膚が腫れたり、ズキズキと激しい痛みが生じたり、発熱したりすることがあります。進行して痔ろう(あな痔)になると、膿が出て下着が汚れたりするようになります。

痔ろう(あな痔)の原因

肛門管から2cm程度の部分に、「歯状線(しじょうせん)」という分泌腺が並んでいるところがあります。この分泌腺の穴に、下痢により便が入り込んだり、大腸菌などの便中の細菌が感染したりすることで、痔ろう(あな痔)は起こります。通常、この部分に便が入り込むことはありませんが、下痢になると侵入しやすくなります。

 痔ろう(あな痔)の種類

痔ろう(あな痔)は、病状の進行に応じてⅠ~Ⅳ型に分けられます。

Ⅰ型(皮下痔ろう)

直腸と肛門まわりの皮膚の間に開いた穴(ろう孔)が、粘膜下・皮下に伸びた状態です。

 ⅡL型(低位筋間痔ろう)

直腸と肛門まわりの皮膚の間に開いた穴(ろう孔)が、内肛門括約筋と外肛門科括約筋の間で下に伸びた状態です。全体の70%程度の割合を占めます。

ⅡH型(高位筋間痔ろう)

直腸と肛門まわりの皮膚の間に開いた穴(ろう孔)が、内肛門括約筋と外肛門科括約筋の間で上に伸びた状態です。全体の10%程度の割合を占めます。

 Ⅲ型(坐骨直腸窩痔ろう)

直腸と肛門まわりの皮膚の間に開いた穴(ろう孔)が、外肛門科括約筋を越えて、坐骨直腸窩まで入った状態です。全体の30%程度の割合を占めます。

 Ⅳ型(骨盤直腸窩痔ろう)

直腸と肛門まわりの皮膚の間に開いた穴(ろう孔)が、肛門挙筋の上にまで伸びた状態です。ごく稀に起こる痔ろう(あな痔)で、全体で占める割合は2~3%程度です。

 痔ろう(あな痔)の治療

 痔ろう(あな痔)の場合はお尻を温めてはいけません

痔では、お尻を温めて血行を促進することで、症状が改善できたり、予防できたりすることがありますが、痔ろう(あな痔)や肛門周囲膿瘍がある方は、温めないようにご注意ください。患部を温めてしまうと、化膿が広がって悪化することがあります。なので、痔ろう(あな痔)・肛門周囲膿瘍の方は、お尻を冷やすようにしてください。

肛門周囲膿瘍に対しては切開排膿を行います

痔ろう(あな痔)の前段階である、肛門周囲膿瘍に対しては、溜まった膿を出す「切開排膿」を行って治療します。八尾市の大北クリニックでは、肛門周囲膿瘍の切開排膿を日帰りで受けていただけます。膿を出すことで、つらい症状がスッキリ治ることも多いので、お困りの方は我慢せずに、お気軽に当クリニックまでご相談ください。

 痔ろう(あな痔)を根治するためには入院手術が必要です

痔ろう(あな痔)になる前段階の肛門周囲膿瘍であれば、外来治療で対応することが可能ですが、進行して痔ろう(あな痔)になると、根治するためには入院をともなう手術が必要となることがあります。そうなる前に、お早めに当クリニックまでご連絡ください。

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